小さな習慣
小さな習慣
最近知ったAWSが運営しているbuilders.flashというサイトの記事で紹介されているのを見て、読んでみようと思いました。
小さな習慣とは?
最初の1ページに小さな習慣の定義が書いてあります。
小さな習慣とは、毎日これだけはやると決めて必ず実行する、本当にちょっとしたポジティブな行動
です。ではこれがどういった効果をもたらすのでしょうか。
なぜ小さいのか
人はつねに自分の自己管理能力を過大評価しているとのことです。これはどういう意味なのでしょうか。
人はモチベーションが上がっているときやキリがよいときに大きな目標を立てたりします。よくあるのが1月1日に、「今年こそ○○するぞ」とかいうやつです。大きな目標を立てるのはいいですが、だいたい達成されません。年が変わったくらいでは達成できないのです。それは先ほど引用した、自己管理能力を過大評価している
からです。
続かない目標を立てるよりは、小さいけれど必ず実行できる目標を続けた方が良いということです。なぜでしょうか。
習慣は繰り返すことによって身につく
当たり前と思うかもしれませんが、習慣は繰り返すことによって身につきます。なぜかというと、脳の働きが関係しています。
特定の習慣をつかさどる神経経路が何かの合図や外からの刺激で活性化すると、その神経経路に沿って電気信号が走ります。それが習慣化された行動へとあなたを駆り立てます。
習慣となった行動はちょっとした刺激で意志の力を必要とせず実行できるようになっています。習慣として定着していくにつれ、その行動と結びついた神経経路はどんどん太く強くなっていきます。これが繰り返すことによって身につく理由です。何度も同じ行動を繰り返すことで専用の神経経路を作り、それを強化していけば良いということです。
ストレスと習慣の関係
わたしは出社していたころ、よく長時間労働していました。朝の9時から夜11時、ひどいときは12時を越えていたりしました。そういうときはなぜか家に帰ってきてからポジティブな行動が取れないということがわかっていました。
疲れていて明日も早く起きないといけないから早く寝ないといけないとわかっていても無駄に夜更かししたり、それほど必要でないものを購入したりなどしていました。
なぜそういった行動をとってしまうのか、その理由が書かれていました。
ストレスを抱えると、習慣化された行動をとることが(良くも悪くも)多くなる
仕事でストレスを抱えて悪習慣を実行し、さらにストレスを抱えてまた悪習慣…こういった負のスパイラルは終わりがありません。つまり、仕事でストレスを抱えてはいけないということです(長時間労働せず生産性を上げて早く仕事を終わらせること)。
小さな習慣がストレスをなくしポジティブな人生にする
毎日続けられるという自信がポジティブな気持ちに繋がり、より良い行動を習慣化することができる。
逆もしかりで、ストレスが多い状態だと悪い習慣を繰り返し、悪い習慣がよりストレスになり悪い習慣を強くする。
小さな習慣のメリットはわかりました。次回は脳の働きと行動の変化の関係について(第2章)見ていきたいと思います。